目が赤い
目が赤いとは
結膜炎
結膜に炎症を起こす病気を総称して結膜炎と言います。目に異常を感じたら眼科を受診し、原因を明らかにして必要な治療を受けることが大切です。予防するには、目を触る前後に手を流水で洗う、プールなどに入った後はきれいな水でよく洗眼するなどの注意が必要です。原因に合わせた目薬を使用して治療します。
糖尿病網膜症
糖尿病網膜症は合併症の代表で、血液中のブドウ糖の過剰な状態が続くことによって網膜の血管が損傷を受け、血管が詰まったり、変形したり、出血を起こすようになったりした状態です。他に、糖尿病の眼合併症としては、糖尿病白内障、血管新生緑内障、角膜障害、虹彩炎、外眼筋麻痺、視神経萎縮などが知られています。
麦粒腫(ものもらい)
麦粒腫は細菌感染が原因となり、症状としては始めのうちは痒く、次第にまぶたが赤く腫れて痛むようになります。黄色ブドウ球菌などの細菌感染が主な原因です。治療法は、症状のレベルにより異なってきます。軽度の場合は抗菌薬を含んだ目薬を使用します。やや腫れている場合は、目薬だけでなく、抗生物質や抗炎症剤などの内服薬を併用します。膿が溜まり過ぎた場合は、切開により膿を出さなければならいない場合もありますので、やはり早めの治療が必要となります。ものもらいかも知れないな、と思った段階で眼科を受診しましょう。
ドライアイ
涙の量が減少して、角膜や結膜などの目の表面(上皮)が、あたかも肌荒れを起こしたようになり、様々な不快症状が現れる状態を「ドライアイ」と言います。ドライアイは大きく分けて、涙の分泌量が減少するタイプと、涙の蒸発が亢進するタイプの2種類があります。長時間にわたるパソコン作業、エアコンによる室内の乾燥、コンタクトレンズの長時間装用、ストレスの増加などにより、涙の蒸発が亢進するタイプのドライアイが近年、増加する傾向にあるようです。