プラセンタ治療
プラセンタ治療でおかかりの患者様へ
現在プラセンタの新規受付を中止しています
出荷停止となっておりましたメルスモン注射剤が、2023年5月29日付けで出荷再開となりました。現時点では十分な在庫を確保できておりますが、万が一欠品するような場合には随時ホームページにてお知らせいたしますので、ご確認の上、ご来院ください。
また、この度の出荷停止に伴う代替治療として新たにプラセンタ内服薬であるピュアプラセンタD.R.を導入しました。
ご希望の患者様は受付までお問い合わせください。
更年期障害とプラセンタ治療について
当院では「グラッシュビスタ®」や「オプティバリア」「オプティエイドDE」などのサプリメント販売を行っております。
更年期障害と「痛み」
女性らしい体をつくったり、自律神経のバランスを保ったりと、女性にとって大切な役割をもつ女性ホルモン「エストロゲン」。エストロゲンの分泌は、いわゆる「更年期」を迎えるとともに激減してしまうことがわかっています。更年期とは閉経をはさんで10年前後のことを指します。標準的にはおおよそ45歳~55歳くらいが更年期ということになりますが、個人差がありますし、症状もそれぞれです。そして、50代以降の女性に多い手指の痛みやしびれ、関節の変形といった症状は、従来関節の使い過ぎや加齢が原因だと考えられてきましたが、近年エストロゲンの減少が深く関わっている可能性が指摘されています。
エストロゲンの減少が手指や膝の痛みになぜ影響するのでしょうか?最新の研究結果では、痛みやしびれの原因は「関節や腱にあるエストロゲン受容体が満たされなくなるため」と言われています。そもそもエストロゲンは、エストロゲン受容体と合体することで効果を発揮するものです。エストロゲンが減少すると関節や腱にあるエストロゲン受容体にも入らなくなり、エストロゲン効果が低下して関節や腱が腫れてしまうのです。手の痛みやしびれを伴う「手根管症候群」や「腱鞘炎」、肘の痛みの原因となる「外側上顆炎」、膝の関節痛を引き起こす「変形性膝関節症」は、エストロゲンが大きく変化する時期に起こりやすくなります。
更年期障害のその他の症状
更年期障害の症状は人それぞれ、そして個人差もあります。下記は参考までとなります。
- 顔がほてる
- 汗をかきやすい
- 腰や手足が冷えやすい
- 息切れ、動悸がする
- 寝つきが悪い、または眠りが浅い
- 怒りやすく、すぐイライラする
- くよくよしたり、憂うつになることがある
- 頭痛、めまい、吐き気がする
- 疲れやすい
- 肩こり、腰痛、手足の痛みやしびれがある
当院ではこのような更年期障害に伴う様々な症状の治療として、プラセンタ治療を導入します。プラセンタ治療は安全性が確立された治療法であり、保険適応もあります。詳細は下記をご参照ください。
プラセンタ治療(メルスモン注射)
プラセンタとは
プラセンタとは「胎盤(たいばん)」のことです。胎盤は赤ちゃんのへその緒とつながっていて、栄養や酸素を赤ちゃんに届け、赤ちゃんを育てる役割を持っています。胎盤には細胞を育て、活性化させるたくさんの成長因子(タンパク質やアミノ酸、核酸、ビタミンなど)の栄養素がたいへん豊富に詰まっています。プラセンタエキスとはヒトの胎盤から抽出されたエキスの有効成分のことです。このプラセンタエキスを注射することにより、プラセンタが体内にとりこまれ、美容や疲れなどに効果を発揮するといわれています。医療用に使われているプラセンタ注射薬は、メルスモンをとラエンネックの2つの製剤が厚生労働省で医薬品として認可されています。いずれも日本国内の産婦人科で健康な母親から正常分娩で生まれた胎盤を使用して作られたものです。このうち、当院ではメルスモンを使用します。
プラセンタ療法
ヒト胎盤ホルモン=プラセンタは、肝炎や更年期障害の治療薬として厚生労働省から認可されているお薬です。定期的に注射することでこれらの病気に対して治療効果を期待することができます。また、病気の治療以外にも、疲労の回復や自己免疫疾患・アレルギー疾患の改善、美肌・アンチエイジングなどの美容効果が認められているため、広く活用されています。
プラセンタの働きとして、次のようなものが報告、確認されています。
- 免疫賦活作用:病気に対する抵抗力を高める
- 活性酸素除去作用:活性酸素を除去し、老化を防ぐ
- 強肝・解毒作用:肝臓の働きを強化する
- 妊婦の乳汁分泌促進作用:妊婦の乳汁分泌を促進する
- 抗アレルギー作用:アレルギーを抑える
- 疲労回復作用:疲労の回復を促す
- 美肌促進作用:シミ、シワ、ニキビを抑え、美白を促す
また、プラセンタは以下のような部位、症状、分野で効果が確認され、活用されています。
- 肝臓:脂肪肝、肝硬変、アルコール性肝炎、ウイルス性肝炎
- 婦人科:更年期障害、生理痛、生理不順、冷え性、月経不順
- 整形外科:関節痛、腰痛、肩こり
- アレルギー科:花粉症、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎
- 神経科:不眠症、自律神経失調症、頭痛
- その他:免疫力減退、リウマチ、膠原病、放射線障害、風邪、癌、精力減退、視力減退、視野狭窄、白目の濁り、嗅覚・味覚減退、耳鳴り、頭痛、アルツハイマー
- 美容:美白、美肌、シミ、シワ、たるみ
保険適用となるプラセンタ療法(メルスモン注射)
病気の治療として更年期障害の場合、現行で年齢45歳~59歳の女性の方については保険適応になりますので、費用は普通の治療と同じように保険の範囲内で行います。プラセンタが保険適用となる病名は限られていますので、厚生労働省が認可した病名の方以外は保険でプラセンタ療法を受けることができません。保険適応は更年期障害をお持ちの45~59歳までの女性が対象です。それ以外の方、たとえば美容や疲労回復等を目的に治療したいという方は自費診療となります。
料金について
保険適用の場合 【更年期障害をお持ち45~59歳までの女性が対象】 |
メルスモン1A注射 【3割負担の方で自己負担金】 初回・・・・・・・ 1,000円程度 (初診時は検査費用等別途負担の可能性あり) 2回目以降・・・・ 500円程度 ※週2~3回の注射をある程度継続して治療されることをお勧めします。初回の場合更年期確定診断のため別途チェックシートのスコアの記入と 採血検査が必要です。 効果については個人差があります。 |
---|---|
保険適用外(自費)の場合 【特に対象制限はありません】 |
メルスモン1A注射 1,500円(税込) メルスモン2A注射 2,500円(税込) メルスモン3A注射 3,500円(税込) ※特に注射の回数や頻度についての制限はありませんが、まずは1回1A、週1回程度をお勧めしております。自費診療の場合は採血の必要はありません。効果については個人差があります。 |
注意事項
プラセンタ(メルスモン)注射を受けると献血ができなくなりますのでその点をご承知おきください。お手数ですが同意書を取らせていただいております。
初回のプラセンタ(メルスモン)注射の際は事前にお問い合わせいただけますと、ご案内がスムーズです。
何かわからないことがございましたら、まずはお気軽にご相談下さい。