目がゴロゴロする、かゆい
目がゴロゴロする、かゆいとは
緑内障
房水(目の中を循環する液体)によって保たれている眼球内圧(眼圧)が適正範囲を超えてしまうために視神経が障害され、目が正常な機能を保てなくなり、視野が欠けてくる疾患が緑内障です。ただし、なかには眼圧が正常範囲(10~21mmHg)であっても緑内障になってしまうケース(正常眼圧緑内障)もあるため、眼圧だけでは緑内障かどうかは判断できません。診断にあたっては、視神経の状態をきちんと調べることが大切になります。
ぶどう膜炎
ぶどう膜炎は、目のなかに炎症が生じる病気です。目の中に存在する3つの組織(虹彩・毛様体・脈絡膜)の総称をぶどう膜といいます。これらの組織に炎症が生じるとぶどう膜炎が起こり、徐々に目の中全体に炎症が広がっていきます。発症すると、目の痛みや視力障害があらわれます。
ものもらい
疾患名にある黄斑とは網膜の中心部分、直径約1.麦粒腫は細菌感染が原因となり、症状としては始めのうちは痒く、次第にまぶたが赤く腫れて痛むようになります。黄色ブドウ球菌などの細菌感染が主な原因です。治療法は、症状のレベルにより異なってきます。軽度の場合は抗菌薬を含んだ目薬を使用します。やや腫れている場合は、目薬だけでなく、抗生物質や抗炎症剤などの内服薬を併用します。膿が溜まり過ぎた場合は、切開により膿を出さなければならいない場合もありますので、やはり早めの治療が必要となります。ものもらいかも知れないな、と思った段階で眼科を受診しましょう。
ドライアイ
涙の量が減少して、角膜や結膜などの目の表面(上皮)が、あたかも肌荒れを起こしたようになり、様々な不快症状が現れる状態を「ドライアイ」と言います。ドライアイは大きく分けて、涙の分泌量が減少するタイプと、涙の蒸発が亢進するタイプの2種類があります。長時間にわたるパソコン作業、エアコンによる室内の乾燥、コンタクトレンズの長時間装用、ストレスの増加などにより、涙の蒸発が亢進するタイプのドライアイが近年、増加する傾向にあるようです。